あなたのままでいい

あなたのままでいい

 

背伸びせず

襟を正さず

だらしなくていい

 

精一杯生きている

あなたのままでいい

 

そういわれたら

どれほど心晴れるだろう

 

ありのままの自分なんて

わからない

考えたこともない

 

だから

あなたのままでいいって

言われたら

あれこれ考えなくても

心おだやかに

生きていられるだろう

 

精一杯生きてきたのだから

それを認められることが

何よりうれしい

 

ひたむきに生きてきた

その軌跡ににっこり微笑んで

 

これから続いていく道程を

ゆっくり歩いて行けそうだ

 

あなたはあなたのままで、いい

 

あなたはあなたのままが、いい

 

なすがままに

安らかな心地で

終着点の居場所を

イメージすることもなく

各駅停車の旅を続けていよう

 

花を見て美しいと思い

小鳥のさえずりに耳を傾け

小さな詩を思い浮かべながら

文字に起こして

 

あたたかな布団にくるまれて

夢の中でも旅をして

朝日にそっと肩をゆらしてもらって

目を覚ます

 

一日、一日、

あなたのままでいい

毎日が続いていったなら