夏が終わりを

告げていたようだ

 

秋の虫声が

聞こえている

 

ほとんど

日焼けすることもなく

毎日、変わりばえのしない

薄手のジャケットと

Vネックの

Tシャツのようなものを着て

仕事場に出かけ

 

1日8時間は仕事をし

4時間はひっそり閑とした中で

事務処理整理や論文のチェック

Web講座で最新情報を取り入れる

さらには

詩・エッセイ・小説の

執筆に時間を費やしていた

 

約12時間は仕事場

 

帰宅すれば

You tubeで音楽を聴きながら

自分の趣向とは無関係な

書物を理解するよう努め

気が付くと2AM

 

自由になるのは

半日程度が週2回あるかどうか

 

もちろん、疲れて眠るだけ

 

いつの間にか

夏が終わりを

告げていたようだ

秋の虫声が

聞こえている

 

春一番が届く頃には

旅に出かけよう

コロナが一息つけば

どこか遠くへ出かけよう

 

気まぐれに乗った列車のなかで

行き先を考える事にしよう

 

誰も知らない、非日常の中で

新鮮な空気、匂い、景色を浴びながら

美しい詩を書くために