ルーム ライト

ぼんやりと

はんなりと

 

目立たぬ程度に

足元を照らす

 

ルームライトに

魅せられて

 

かすかな声で

夢を語る

 

頁をめくる

音だけが

 

小さな思考を

支えている

 

ぼんやりと

ほんのりと

 

目立たぬ程度に

手元を照らす

 

ルームライトに

魅せられて

 

枕を

抱え込む