深夜

深夜、

そこには

自分一人の世界だけがひろがっている

一人きりの時間がころがっている

 

 

世の中の

普通の生活をしている人って

夜中の零時は、寝ている時間

なのだろうか

 

中学生の頃から

日が変わる前に寝るなんて

ほとんどなかった

大学生の時もそうだったし

医者になってからは

なおさらあり得なかった

 

いつも、5時間も寝れば十分だった

寝るのがもったいないと

思っているところがあった

 

夜の十時に居眠ってしまったら

夜中の二時半くらいに目が覚めて

そこから二度寝が出来ない

 

「早起きは三文の得」なんて

ことわざは、実感したことがない

誰が言い始めたんだろう

 

学生の時なら、夜中の零時に

友だちに連絡したりできたけど

いまはそんなことも出来ないし

寂しいもんだね

 

孤独に自分ひとりで、できることは

限られている

さしずめ、

詩を書くか

本を読むか

音楽を聴くか

閉じた楽しみ方だね

 

夜中の零時に寝ると

五時半には目が覚める

 

二時半までには

寝るようにしているけれど

ちょっと体がしんどく

感じるようになってきたので

一時半目標に寝るようにはしている

 

それでも設定した

目覚まし時計の時刻より

決まって一〇分早く目が覚める

 

目覚まし時計の音に

起こされることはほとんどない

 

世間の人はどんなだろう

普通何時に寝るのだろう