疎ましい軌跡

奇妙な傷が

背中に残されていた

S字カーブを描くように

走っている

一体何の傷だろうか

おぼろげに手が届く

目で確認できないが

指でその軌跡を

たどることは出来る

痛みはない

ただ疼くのである

過去からの

警告なのだろうか

それとも

未来からの

導きなのだろうか

S字カーブの

奇怪な軌跡に

ハンガーをつるしてみた