若気の至り
高校生のときは
気持ちが尖っていた
「我が輩の辞書に
不可能という文字は
ない」
誰かが言っていた言葉を
そのまま実践しようと
必死だった
40年位前の
手垢のついた
古い国語辞典だが
すぐ手の届くところに
置いてあり
今でも使うことがある
40年経っても
やはり
わたくしの辞書には
不可能という文字が
油性ペンで消されたまま
なるほど
いくらでも
思い通りにならない
様々な現実を見聞きして
生きてきた
だけど今でも
そういう気持ちを
保ち続けていこうと
考えている