抽象と具象
水槽の中で
おもちゃの魚が
ふらふら
ふわふわ
泳いでいる
「ちょうちょ?」
木製のワニの
おもちゃ
動けるように
タイヤのようなものが
付いている
「ぶっぶー」
1,2才のこどもたちは
まだ具体的な経験が
少ないから
わずかな特徴をみて
カテゴリー分類をしている
とても興味深い
ふわふわ→蝶々
タイヤ→車
抽象から具象へすすみ
具象から抽象に戻る
その繰り返しの中で
ものの名前を
判断し記憶するようになる
具体例を集めて
抽象化するというよりも
ひとつの抽象から
具象をいくつも経験し
抽象と具象の間を
行ったり来たりする
そして、
言葉や概念を手に入れている
ちいさなこどもたちは
みんな、天才だ