加齢の世界観

人間が老いてゆくのをみるのは

切ないものだ

時間が経過する度ごとに

思い出は増えていくが

いつの間にか

過去の思い出話の割合が

増えてゆく

「これから」が少しづつ減って

「これまで」が幅をきかして

三次元の世界を生きながら

二次元の世界で過去を振り返る

老いて生きるとはそういうことだ

抗える人間は一人もいない