ものは考えよう

介護の必要なお年寄りを

泣きじゃくる赤ちゃんと思えば

なんとか面倒を見てあげたいと

考えられる

若い時期に

世の中は三連休なのに

1日も休みなく働いている

自分に気づいて

それを医師としての

当たり前と考えた

重症の患者さんを担当して

家に帰れない日々が続いた

久しぶりに帰ると

子供に

「ママ、パパ来たよ」って

言われた

家族との距離は

次第に離れていったが

患者さんとの距離は

どんどん近くなっていった

患者さんが無事退院できた

それでいいと感慨した

ものは考えよう

一つの事象は

喜びにも悲しみにも

変えられる