仏教観に根ざした老後

世は無常であることを

再認識することから

人生を見直してみる

人間関係や

物質的なものに対する

執着を捨て

世の無常に抗うことなく

それを受容し

他者への

過度な優しさや執着を

手放すこと

無常の真理を理解し

心の平安を享受し

他者への慈悲深い関わりを

心に刻む

ただ、慈悲といっても

過度な他人への優しさが

善と同値であるとは限らない

慈悲の実践とは

相手が自ら成長するとともに

自分自身も何らかの束縛から

解放されるものである

慈悲には双方の成長とでも

いうべき内在性を秘めている

世の無常を受け止め

慈悲の本来の意味を理解し

自己完成へ向けて進むことが

わたくしにとっての

来るべきこれからの人生