弔い

100日法要を終えた

2024年の12月に

父親が亡くなった

享年94歳

膀胱癌だった

本人の意向で

親戚縁者には知らせず

密やかな葬儀を行なった

同時期

89歳の母親は

骨折で入院していた

2024年の8月に

コロナ肺炎を

奇跡的に乗り越えた矢先

11月に転倒して

骨折してしまった

幸いそれも乗り越えた

父親の葬式には

無理やり退院して

車椅子で葬儀に参加した

父親の死を冷静に悼み

母親の強さを改めて実感した

各々の生き様が

自分や他人の死に様を

決めるような気がした

寿命は誰にもどうにもならない

しかし、

95歳まで生きてやろうと

生真面目に考えた

父親の死で思いついたのは

わずかに、それだけだった

わたくしは、まだまだ

夢追人