雨上がりの夜空に

外に出ると

雨が止んだ後の夜だった

朝の降雨の記憶さえ

あやふやだったから

地面の湿りが

とても新鮮だった

雨上がりの匂いに紛れて

早春の香りを感じた

気温は11℃

なぜか肌寒さに気を取られず

いつものように夜空を見上げた

雨が降ると

どうして傘をささなければ

いけないんだろう

一義的に決まる答えがある

それはわかっているが

それでも

雨が降ると

どうして傘をささなければ

いけないんだろう

そんなふうに決まって考える

雨上がりの匂い

早春の香り

少しだけ冬眠から覚める

自分の中の何か

気分が若返って身体が軽くなる

車に乗って

雨が止んだ後の夜を

しばらく眺めていることにした