そういえば夏

そういえば夏

日差しの強さ

蝉の声

散歩をしているわけではないが

ちょっとした坂道を歩いている

傾斜のある道を歩くのは久しぶりで

いつの間にか無言に歩くことに

専念している

日焼けすることにも気をとられず

ただ歩いている

日差しの強さ

蝉の声

途中、哲学の道を横切ったが

ひとけもなかった

視界は小さく折りたたまれて

歩くことだけを考えていた