ホモ・デウス
『将来的には「データ」が神になる。
そのデータのアルゴリズムを決める、
少数の人間が神「ホモ・デウス」となり
それ以外の人類はビックデータやAI・
ロボットに管理される家畜になってしまう。』
この考え方は
ユヴァル・ノア・ハラリという
(Yuval Noah Harari)
79年生まれの歴史学者が
新たに提示した一つの概念で、
斬新で背筋が寒くなる面もあるが
まんざらあり得ない考え方ともいえない
ホモ・デウス階層
「ビックデータを管理する一部の人間」
ビックデータ階層
「ビックデータ・AI・ロボット」
家畜階層
「その他の人間と現存の家畜」
彼は、大きくその三つの階層からなる
ヒエラルキーが出来上がると予測している。
自身もそうならないことを願ってはいるが。
例えば、食べログを使って
美味しいお店を捜しているのは
わかりやすい一例かもしれない
この行為自体がすでに
ビックデータに管理された
一種の家畜というわけだ
相手がビックデータだから
それを利用する、
すなわち自ら好んで管理されている
人間は、自分をデータ規則に管理された
家畜だとは思ってもいない
飼い主から餌をもらって
生きている家畜と
ビックデータから情報をもらって
生きている人間に
本質的な差異はないということだ
コロナ渦で
いっそう世の中の仕組みの変化が
加速していくことになってしまう
笑えない変化に
人間はどう対応していくべきか
流されたままでいると
いつの間にか
家畜とよばれる階層で
ウシやブタと同じ存在に
満足することになる
旧来の教育に決別し
自ら思考し
自ら行動する
新しい学育をする決断を
早々にしなければ
学校で行っていること自体が
本来の人間育成にはならなくなる
少子化はますます進行し
入試選抜テストが出来なくなる
受験勉強という概念すら
なくなってしまう日が来るだろう
皆が研究者になるわけではないから
いずれAIや自動翻訳音声で対応できる
「情報」や「英語」の学習よりも
人の心を育む「母語の言葉」の習熟や
これまで時代を超えて伝えられてきた
「倫理観・宗教観」を正しく理解し
「論理」力を磨くことが
何より重要度を増していくことは
想像に難くない
個人的には
ハラリ氏の予測する時代が
もし、訪れても、システム無視して
アナログに生きていくつもりだ
無視できないなら、逃走して
自分勝手に生きてやる。
ただ、教育に関しては
今のままではダメだと思うから
より良い方向性を自分なりに
模索し続ける。
医者だけど。笑。
次世代を担う子供達の
行く末を考える事も
小児科医の役割の一つと
自覚しているから。