僕らの音色

きみと僕にしか

出せない音色がある

・

きみと僕にしか

わからない音色

・

その音色は

優しさや愛しさ

不安や心配

安らぎや癒やし

嫉妬や憎しみ

喜怒哀楽の総体

・

そのすべてを

受け止める時に

聞こえてくる音色

・

気づいているかい

・

ふたりでいれば

きっと音色は止まって

どこからか

涼しい風が吹いて

きみと僕の吐息だけが

音色に変わる

・

それが

僕の唯一の望み

それが

きみの唯一の望みなら

シ・ア・ワ・セ