初戀心

夜の帳が下りる頃

朧げに私を取り囲む世界が

縹色から深縹色へと

移ろいゆく瞬間が愛おしい

月の明かりを夜空に溶かして

夢の世界へと

導かれてゆくのだろうか

時間が流れ

明けてしまうのが惜しいほどの

可惜夜に

あなたを想う初戀心

月が私の見方をしてくれている

tempImageggioyF