子どもたち

「金平糖、僕たちは」

「金平糖、僕たちは」

「金平糖、僕たちは」

前から歩いてきた

三人組の男の子たちが

顔からはみ出しそうな笑顔で

大きな口をラッパのようにして

小さなフレーズを

繰り返し、繰り返し、

同じように歌い続けている

最初は驚いたが

あまりにも微笑ましい姿に

その時抱えていた仏頂面が

思わずほどけていった

子供の持つ力って

何だろう

子供の仕草そのものが

仏頂面を溶かしてしまう

魔法を秘めている