推理小説

昔、一時期はまっていた

推理小説

 

背負った宿命と

歪んだ奇行

 

それを

正当化するため、

不都合な人間関係を

ひとつひとつ

消滅させていく

 

その、奇をてらった

もつれた糸から

小さな手がかりを

見逃さずに

 

論理的あるいは

想像的に

ひもといていく

名探偵

 

探偵の思考過程を

追いかけていくのが

面白い

 

十代の頃の話だが

原作に勝る映画は

見たことがない

 

推理小説のパターンは

概ね外れることがない

 

それをわかった上で

今はTVや映画で

済ませておく

 

今更、推理小説まで

手を伸ばす気持ちが

起こらない

 

老眼のせいか?