花火

花火を見ていた

煙にむせる君を見ていた。

小さな花火なら

花火をながめる君を

見ている方が好きだ。

花火を見ていた

遠い空に打ち上げられる

花火を見ていた。

遠くの花火の可憐さと

爆音の繰り返しに

手を強く握りしめながら

驚いて声を上げる

君を見ている方が好きだ。

君は花火を見ていた。

そして僕は君を見ていた。

どんなときも

いつも見ていた。

大好きな君のことを。