足音
足音が遠くで聞こえる
僅かだが確かに
聞こえてくる
・
これは多分
寿命の足音
・
特に大病をしているわけでもないが
聞こえてくる
5度目の干支を迎えると
歩んできた道のりに比べて
これから歩むべき道は短く
残せる足跡は少ないだろう
・
人間いつどうなるか
予測のつかない存在ではあるが
例えば、
あと20年くらいの中で
できるだけ
自分の願い望む事に沿って
道を選ぼうと足場を固める
それが心願成就の意味である
・
寿命の足音は
決してネガティブな音ではなく
聞こえてくることに
とても感謝している
その音は
レジリエンスを
意識させてくれるから
・
知的関心を再整理し
新しくやるべき事を確認する
・
人間関係は
デリケートに小さく
まとまりのよいように意識する
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足音を思い出すと
あと何回、食事をとるだろう
あと何回、綺麗な月を見るだろう
そんな風に考える
・
なおさら
身近なことどもを大切にし
感謝の気持ちが大きくなる
・
感謝が膨れ上がって破裂するまで
誰のものでもない、自分の人生を
楽しんで送ろうとワクワクする