風に吹かれて

自分に今一番必要なものが

マドラーであることに

気づかせてくれる人がいる

そういうことを

みてくれている人がいると

わたくしに覆い被さっている

孤独のようなものが

蝋燭の火を消す時の

吹きかける風に乗って

どこか遠くへ飛んでゆく

自分のことは

自分ではわからない

だから

そばに誰かがいた方がいい