「身」につける

大家族の玄関に並ぶ

靴のように

姫蔓蕎麦の葉が

並んでいる

道端の

姫蔓蕎麦の葉に

気付いて

そんな風に

類比できる人は

いるだろうか

気付く感性

それは

学校の教科書からは

学べない

研ぎ澄まされた感性は

ひとりびとりの

経験則か

それとも

ギフティッドなものか

知識を「身」につけるという

「脳」につけるとは言わない

椅子に座って

既存の事実をなぞりながら

生真面目に過ごす時間

外に出て

ありきたりな風景から

自分にとって

大切な何かに気付く時間

どちらも貴いこと

無限の可能性を

秘めているのは

どちらだろう

個人の価値観

行動のタイミング

他と違っていても、いい

「身」につけるとは

行動することから始まる

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大家族の玄関に並ぶ

靴のように

姫蔓蕎麦の葉が

並んでいる