いい日旅立ち(未来カプセルに詰め込んで)

もう40年も前の幻に

いまも、心癒やされる

 

菩薩様かもしれない

 

小学5年の冬から

高校1年の秋まで

 

ブラウン管の中

ラジオ番組

擦り切れたレコード

部屋に飾った

等身大ポスター

 

心ときめいた日々

 

コンサートには2回

足を運んだ

 

だけど、

遠い人

それは現実に

現れることのない人

 

年を重ねて

見た目が変わったところで

あの頃の純粋な

気持ちは変わることはない

例え、おばあさんの姿になっても

やっぱり大好きだ

 

心が折れそうな時

疲労感に言葉も出ない時

あの曲たちを聴くのが

ある意味、治療薬になっている

 

 

あの世にお呼びが

かかった日には

お経は自分で

唱えられるから

それよりも

キンモクセイの

アロマでも焚いて

 

・・・・・・・・・・・・・・

ありがとうあなた

白い約束

アマリリス

美・サイレント

This is my trial

いい日旅立ち

夢先案内人

乙女座宮

おだやかな構図

スター誕生 again

不死鳥伝説

歌い継がれてゆく歌のように

さよならの向こう側

・・・・・・・・・・・・・・

 

この順番で

この13曲だけでいい。

 

もちろん、

CDもアロマも葬式代も

ボケないうちに

予め自分ですべて

段取りしておくから

誰に迷惑をかけることもない

 

そうそう、

遺影はまだ取っていないけれど

デザインのイメージは出来ている

自分らしいものを

 

50歳を過ぎてから

終活の準備を始めることにした

何度も死に臨した我が身ゆえ

死ぬことは怖くない

 

人を生かすための医学を学び

安らかなる心の持ちようを

母や宗教家や宗教書・哲学書から学び

学術的な死生学も学んだ

 

手を尽くしても先立っていった

愛しい子供達の臨床の最期にも

悔しくて涙がこぼれそうになる

自分の心に鞭を打ち

目をそらさず立ち会ってきた

 

いくら職業が医者であっても

いかに生きるべきかと同じくらい

いかにあの世にいくべきかも

大切だと思っている

 

できる限り

らしく、生き

らしく、逝く

 

いい日旅立ち

 

ちょっと

欲張りだろうか