こうしてみると

こうしてみると

味気ない一週間だった

なぜだろう

何か足りない気がして

振り返る

過ぎゆく時間の中で

慌ただしい日々の中で

きみだけが見あたらない

・・

こうしていると

平凡な一週間だった

どうしてだろう

・・

同じことを繰り返して

歩き続ける

・・

過ぎゆく時間の中で

代わり映えのしない

日々の中で

きみだけが見あたらない

・・・

太陽が東から顔を上げると

月が西へと顔を沈めてゆく

そんな追いかけっこのように

何かが足りない気がして

振り向く

・・・

きみだけが見あたらない

ただそれだけの感傷

・・・・

こうしてみると

いつの間にか通り過ぎた日々

・・・・

まわりの景色を見ずに

夜の高速を進む

アクセルに乗せた足の

感覚だけが記憶を占拠する

・・・・

この感情を

何と呼べばいいのだろう

この感情を

何で埋めればいいのだろう

・・・・・

こうしてみると

味気ない一週間だった

なぜだろう

どうしてだろう

・・・・・

何か足りない気がして

振り返る

・・・・・

過ぎゆく時間の中で

慌ただしい日々の中で

きみだけが見あたらない