こころの考古学

事実、得体の知れない

焦燥感を感じた

それが何であるのか分からない

地震の予兆に跳びはねる

ナマズのように

何かが起こるのではないかという

予言にも似たシックス・センス

昔の悪代官と寸分も違わず

しかも自覚なく罪意識もなく

勝手気ままにマネーフローを

操作しながら

血税は巻き上げる愚かさ

相手の意見を正しく引用せず

捻じ曲げて引用して反論する

ストローマン論法

しかも匿名性

眼を大きく開いて

世の中を眺めれば

いかがわしい津波に

やり場を失う正論の断片

天災の数々

政治不信

どれもこれも不安を煽り

得体の知れない焦燥感を

次々と産生している

真面目に対峙していたら

気が遠くなりそうだ

そんな時

拠り所を探し求めれば

無意識領域の

さらに真髄に在って

構造も言葉もない

精神の考古学にたどり着きそうだ

あるのだろうか精神のユートピア