し・あ・わ・せ

きみと

暮らしていたいんだ

ごく普通に

ありふれた日常を

おはようの横顔

一緒の朝食

手をつないで散歩

庭の花に水やり

音楽を聴きながら

本を読んでいたり

詩や小説を

書いていたり

きみが

微笑んで

くれていれば

すべて上手くいく

そんな気がするんだ

一緒の昼食

手をつないでお買い物

近くの公園で

ブランコに揺れる

日が落ちてきたら

家の中

お風呂に入って

少しのお酒と夕食

テレビのニュースは

見ないようにして

世事に疎いまま

音楽を聴きながら

お話に明け暮れて

眠くなったら

おやすみなさい

寂しさなんていらない

手をつないだままで

おやすみなさい

そうしたら

きみの夢をみる必要もない

しばらく会話は途絶えるけれど

また、おはようの横顔

単調な暮らしが

なによりも大切で

かけがえのない宝物

万一、

おはようの横顔を見る前に

冷たくなって動けなくなったら

一人は嫌だから

すぐに迎えに来るね

一人は嫌だから

すぐに迎えに来てね

僕はそれで十分

し・あ・わ・せ

他に特に望むことはない。

きみ以外に

なにもいらない。

世界で何が起こっているか

なんて知らなくていい。

二人だけの世界が

あればいい。