はがゆさの中で

女性の心の内は

はがゆいものだ

幾つかの歌詞をみてみよう

潮風のメロディー(南沙織)

もう一言

言われたら

恋人でいたのに

一人息子(岡村孝子)

嘘でいい

誰よりも

お前が好きだと

言われたなら

何を捨てても

ついてゆくはずだったのに

渡良瀬橋(森高千里)

誰のせいでもない

あなたがこの街で暮らせないこと

わかっていたの

何度も悩んだわ

だけど私

ここを離れて暮らすことできない

あなたが好きだと言ったこの街並みが

今日も暮れてゆきます

ある時は強く

だれにも頼らずに

ひとり生きてゆく覚悟を持った

勇ましきクレオパトラ

ある時は脆弱で

誰かに頼らないと

生きてはいられない

あかんたれ

本当の意味で

女性を理解するには

とても時間がかかるもの

心の扉が開く鍵を

見つけるのは

宝くじであたりを引くより

大変かもしれない。