インディアンサマー

ある晴れた秋の午後

ぼくはみつけだんだ

 

小春日和って感じたら

魔法のように秋の香り

 

少し暖かくて

長袖をまくり上げた

 

ぼくは散歩してたんだ

 

そしたら急に知らせてくれた

もうすぐ冬が来るんだよって

 

だけどこのぬくもりは

忘れないでって

 

ある晴れた秋の午後

ぼくは見つけたんだ

 

君を見つけたんだ

 

本当に暖かくって

汗ばむくらいさ

 

いつの間にか

ぼくは裸足で歩いていたよ

 

君のぬくもりを

忘れないように

 

きっと遠くに行くんだね

多分遠くにいるんだね

 

忘れないさ

君のことが好きだから

 

忘れるはずないさ

また逢えると信じているから

 

ぼくはね、見つけたんだ

 

小春日和って感じたときの

魔法のような秋の香り

 

君の香り

君のぬくもり

 

雨が降ってきたよ

 

泣かなくてもいいんだよ

せっかくの

インディアンサマーなんだから

 

ほら、晴れたまま

空を見ていようよ

 

そうか、

悲しいんじゃないんだ

 

虹をぼくに

プレゼントしてくれたんだね

 

ありがとう

 

ぼくは

何をお返ししたら

いいのだろう

 

君のように魔法を

使うことが出来ないから

 

ただ、風に吹かれて

君を見つめていよう

 

それでも

許してくれるだろうか

 

ぼくに出来ること

ただ、君を見つめていよう

 

ある晴れた秋の午後

ぼくは君に気付いたんだ

 

小春日和って名の

まぶしい太陽

清らかな風

 

ぼくはね、

ほら、

ずっと見つめているよ

 

君がいなくても

君が好きだから