オータム・サイド

80年代

よく聞いた楽曲の1つに

ジョージ・ウインストンの

曲がある

 

心の傷を癒やし

折れた羽が

再び空を飛べるように

手当てをしてくれた

 

宮沢賢治や高村光太郎の詩も

そうだった

心の傷を心配そうに眺め

必ず飛べるようになるよと

励ましてくれていた

 

音楽や詩は

薬箱のようなものだった

 

それらは

種類は違えど

これからも

薬箱のようなもので

あり続けるだろう

 

詩を創作するとは

こころの薬を作るのと

似ているかもしれない