カナリア

綺麗な鳴き声で

みんなに愛されている鳥

カナリアは

匂いに敏感で

危険を察知して

いち早く知らせてくれる

昔は人間がカナリアを連れて

炭鉱の洞窟に入って

作業していたという

でも

そのために

歌っているのではなく

綺麗な鳴き声で

みんなに愛されたいから

カナリアには

カナリアなりの

生きる理由がある

人間は

それを邪魔しちゃいけない

人間のために利用する

言葉を変えるなら

共存のていをとることは

それがたとえ

人間の癒しのためだとしても

動物たちの本意なのだろうか

いつの間にか

カナリアは

歌うことを

忘れてしまう

かも知れない

人間にそのような権利が

許されていいものだろうか

カナリアには

カナリアなりの

生きる理由がある