ヒポクラテスの木
医学の父
古代ギリシャ医学者
ヒポクラテスが
プラタナスの大樹の陰で
弟子たちに医学を教えたと
伝承されていることから
さまざまな医科大学で
プラタナスの木が
植樹されている
ヒポクラテスは
病が
超自然的な力に起因すると
考えられていた
当時の医学の常識に反して
患者の症状を見て
診察を行ったとされる
今日でも
新しく医師となる者は
「ヒポクラテスの誓い」に
則った高い道徳を胸に刻む
その中には
「生涯を純粋と神聖を貫き、
医術を行う」という
一文が示されている
一方、
「ナイチンゲールの誓詞」があり
ナイチンゲールの
看護に対する精神を基とし
看護師としての必要な考え方
心構えを示したものである
その中には、
「われは心より医師を助け
わが手に託されたる人々の
幸のために身を捧げん」という
一文が示されている
二つを合わせて読み解くと
チーム医療の原点が顔を覗かせる
今日の医療は
さまざまな専門職の
集合体となっている