余韻
余韻は残っていますか
青空を流れる雲の中
洗いざらしの皮膚の上
緑の大地に寝そべって
夢見心地の腕の中にも
余韻はやがて消えゆく
はかないものでしょうか
それともいつまでも
時を刻むように
無限に回り続けて
ゆくものなのでしょうか
ろうそくの火が
消えてしまう前に
もう一つのろうそくに
火をつける必要が
あるのでしょうか
余韻と余韻が
途切れることなく
続いていくなら
絆が訪れるでしょうか
余韻と余韻が
つながっていますようにと
青空に、夜空に、
祈りを捧げているのです