凍星

息が白くはみ出したら

夜空を眺めてみる

星だって凍りついて

銀色の金平糖

散乱して

星座を輝かせている

凍りつくほど

冷たく輝く星たちは

心に残存する

冴えない記憶まで

凍らせ、眠りにつかせる

冴わたる凍星は

夜空の闇底に針を刺し

音もなく

光沢を研ぎ澄ましている

見果てぬ新しい世界を

切り開く氷の剣になって

手元に舞い降りてくる

それを躊躇なく握りしめ

舞踏に足を沈めることなく

白い息と凍星を懐古する