2:30 AM

怖い夢をみて

目を覚ました

 

2:30 AM

 

寝入りばな1時間

まだREM睡眠の

時間だったのだろう

 

どうも私は

何処かの土地で

部屋を借りて

住んでいるらしい

 

そこへおんなが

訪ねていた

 

私は自分の部屋に

導こうとしたが

どうしても

自分の部屋が

見つからない

 

おんなと一緒に

建物の中を

行ったり来たりして

それらしい部屋を

見つけ出した

 

整理の悪い部屋を

自分でかたづけて

おんなを招き入れたが

よくよく考えると

自分の部屋では

ないことに気づいた

 

もう一度探し始めた

 

いつの間にか

建物の外で

何かを探している

 

そして、

迷子になったらしい

 

暗闇の中で

一人さまよっている

 

おんなさえ

見失ってしまった

 

同じ道を何度も何度も

通りながら探し続けていた

 

ポケットに入れてあった

携帯が鳴っているので

出ようとすると、

切れてしまった

 

おんなも私を

探しているようだ

 

しかし、かけ直しても

でない

 

私はそれでも

探し続けた

 

ようやく見つけた

 

そこは町外れの

若者の集う、雰囲気のいい

飲み屋だった

 

その一人に

笑顔で酒を飲んでいる

おんながいた

 

「こいつらは誰だ」

そうたずねると

おんなは

「知り合いなの」と答えた

 

いったいどういう知り合いだと

たずねようとしたとき

おんなは見知らぬ男と

抱き合っていた

 

憤っておんなを

力ずくで引き離し

殴りつけようとした

 

ところが

捜していたおんなではなく

べつのおとこだった

私は殴り返された

 

おんなの姿は消えていた

 

私は再び街の中を

さまよった

 

今度は温泉の入り口で

おんなの姿を見かけた

 

おんなは

「これからお風呂に入るから」

そう言って、

おんな風呂に消えていった

 

私は

自分の住んでいる場所も

探し当てることが出来ず

 

おんなにも逃げられ

 

完全に心の一部から

自分という存在価値も

おんなからの信頼も

失っている気がした

 

私とは

いったい

何なのだろう

 

焦燥感

寂寥感

むなしさ

孤独感

 

その感情の渦が

極値に達した瞬間、

目が覚めた

 

すべて夢だった

 

広い部屋の

広いベッドで

ポツンとひとりきり

いつものように

寝ている身体を

引き起こした

 

トイレに向かって

用を足し終えると

トイレの電気をつけて

自分の部屋に戻った

 

よくよく振り返ると

真っ暗な闇の中で

用を足した

 

そして

終わった後に

電気をつけた

 

この矛盾は

廊下の電気を

つけようとしている

錯覚の中での行為だった

 

少し目が覚めてきた

 

階下に降り

目を細めながら

冷蔵庫を開けた

 

冷えたお茶を

コップに注ぎ

自分の部屋に戻った

 

それを飲みながら

夢に見たシーンを

思い返していた

 

どうして

そんな夢をみるのだろうと

しばらく考え込んだが

理由も見つからなかったので

もう一度、寝ることにした

 

3:45 AM

 

私には実感する

心の安寧が何もない

 

無垢無償の愛

 

それが私には

ないのかもしれないと

考えにいたった

 

私は誰かから寵愛される

存在ではないのだろうか

 

首と肩に湿布薬を

貼り付け

眠りの世界に戻った

 

それからは

夢をみなかったはず

 

夜が明けるまで

眠りについた