夜明け前

気がつくと

夜明けが近づいていた

どうしてか

ひっそり静かで

鳥のさえずりも聞こえない

カーテンを開けて

まだ薄暗い空を見上げた

残月

紛れもなく月が低い空

遠くから見守ってくれている

あなたの瞳のように想えて

朝日が訪れる前に

眠りつくことにしよう