夢が私を

朝は

苦手かもしれない

 

起きる気持ち、あり

 

目覚まし時計は

目玉焼きの焦げる音

 

焦がしちゃいけないと

薄目を開けて

起きようとする

 

スイッチひとつで

焦げずに済む

 

誰かの起こす声は

街のどこかで

声をかけられた時みたく

振り向くと誰もいない

 

きっと

人違いね

 

どれもこれも

ホワイト・ノイズ

 

本当はね

まだ夢の途中

 

夢が私を

起こしてくれないの