思考のバイアス

人間の歴史は

光の当て方によって

楽しく読み解くこともでき

血塗られて作られた

儚い物語であったに気づいて

自己嫌悪のような

思惑に困憊することもある

その上に我々はあからさまに

生活している

知らぬが仏

知らぬが花

真実を知ることと

真実に興味すら示さないこと

どちらが幸福だろう

自分の思考のバイアスに囚われ

他人の思考のバイアスに文句を言う

いい加減なものさ

しかし、

どちらでも、いいか

そう、思って普段着に着替える