恵方巻き

恵方巻き

江戸時代くらいから

地域的な風習として

存在したようだ

 

商売繁盛を願って

丸かぶり

 

縁起物には

商売が絡むのが

このご時世

 

売り物の

恵方巻きは

どんどん拡大して

 

巻いてある具も

上等になって

 

食べきれるものじゃない

 

やめたやめた

 

もうそんなにたくさん

食べることに頑張れる

年齢でもないし

 

売り物はうんざりだ

 

小さくて

見栄えがしなくても

手作りで

心のこもった

かんぴょう巻きのほうが

ずっといい

 

恵方巻きの丸かぶりは

卒業することにした

 

食べながら

しゃべれないのは苦痛で

 

ひとつもぼくにとっては

恵みのあるものではない

 

売り物の恵方巻き?

ありがたい気がしない

 

偏屈かもしれない

年賀状も書くのを平成でやめたし

やれ、ハロウィーンだの

やれ、恵方巻きだの

やれ、バレンタインだの

誰かの商売や売名行為に

加担する行事は、うんざりだ

 

その由来は、尊いが

現状はその由緒正しさが

崩壊してしまっている

 

義務感で動くのは

可能な限りやめにして、

 

何気ないときに、

祝ってあげたいとか

何かをプレゼントしたいとか

逢いたいとか

 

自然なスタンスで

ものごとを考えることにする