わたくしの心象を汚染するものは

巷に溢れかえる情報の嵐

オールドメディアの偏向報道

You Tubeに垂れ流される

あまたの人々が一次情報から

かけ離れた編集や

ある個人の独自の感想めいた主観が

さも公正性を担保した

情報であるかのように存在している

行き着く先は

フェイクニュースの垂れ流し

業界の権力からの圧力と服従、

スポンサーへの忖度とか

再生回数を稼ぐとか

簡単にいうと

あからさまな金稼ぎ目的の情報流布

人当たりの良さは

時として事物の本質を歪めて

愚かしいモンスターに朽ちてしまう

世の中を色眼鏡で見ながら

他人から自分をよく見られたい

自己承認欲求の強い人たちが溢れている

わたくしの心象が汚染されないように

あらゆるメディアに対して

猜疑心の盾を向けている

新聞・テレビ・ラジオ・インターネット、

どれをとっても

我々は正しいと盲信しがちだが

実のところ

純粋な理性で信用できるものなど

ごく限られている

悲しいかな、それが真実

よくよく考えてみると

我々はすでに監視資本主義社会に

生きている

例えば

You Tubeの

アルゴリズム・システムによって

勝手に決められた自分の興味に沿った

情報がやってくる

我々が情報を集めるにつれて

加速度的にバイアスのかかった

監視システムの中での偏った情報と共に

暮らしているようなもの

試しに自分には全く興味のない

内容の番組を5つくらい選んでみれば

You Tubeに現れる番組の羅列は

すっかり内容が変わってしまうだろう

またネットで検索したことが反映されて

偏った商品の広告が繰り返し出現する

まさに監視資本主義に

踊らされている

我々のSNS上での行動は

全て監視下に置かれて

振り回されていることに

気づいておかないと

広い視点を持つことが

できなくなってしまう

それでも

わたくしは

心象の汚染を最小限に抑えながら

生きていかなければならない

いつの間にかテレビの報道番組は

見なくなった

お笑いか音楽か一部のドラマかスポーツ

くらいしか見なくなった

新聞も全国紙はやめにして

地方新聞のローカルな話題と

日曜日のクロスワードパズルしか

見なくなった

いずれは、

既存のテレビ局媒体とともに

紙媒体の新聞も

消滅してしまうだろう

今どき、時刻を確認するのに

腕時計が必要でないのと同じ

日常生活では、

装飾品としての骨董価値しかない

ともあれ、

世の愚かしさを垣間見た上で

インターネットのなかった時代を

忘れないようにしている

自分の頭を使って、

それを考え直して判断する力が

今後、ますます必要だと

感じている人は、まだ、

賢明な方かもしれない。