時のはざまで

時間はさびしんぼ

知られていないといられない

 

部屋の壁にしがみついたり

腕に巻き付いたり

枕元で寝たふりしたり

 

時間はいつも

誰かを驚かそうとしているのかな

時のはざまで生きているから

驚かされても仕方がない

 

本当はね

自分の時間の進み加減は

時計なんかで計れない

ひとりひとり速さが違う

 

みんなに合わせようと

無理しない方がいい

自分の時間の進み方を

自覚できるなら

それに沿って

進んで行くに限る

 

自分にしかない時間の進み方に

寄り添う

 

それが時のはざまで

生きるということ