月夜に釜を抜かれる

夜空を照らす月があまりに明るい夜

釜ほど大きなものを盗まれてしまう

そんな脇の甘い油断している状況が

あるものだ

現在進行形で世界中を驚かせた事件

古今東西

いつの時代にも変わることなく

周りに迷惑をかける賭け事は

相も変わらず

人間の弱い部分

働かなくてもお金を増やせる、

そういう発想と

友達にならないことが肝要

個人的に今のところ

馬にもボートにも自転車にも

株式にもカジノにも興味がない

これからもそうしておこうと

たとえ誘われても

受け流すことになるだろう

お金は

ないなら、ないなりに

あるなら、あるなりに

生きればいい

お金のために

何かを頑張るなんて

できないタイプの人もいる

お金のために

突っ走るのではなしに

自分のしたいことのために

突っ走る

その道にお金がついてくる

お金は目線の前にあるのではなく

自分の生きた軌跡の後にあるもの

そう考えて生きてきた

理想論ではない

それくらいの覚悟で

若い人たちは

生きていってほしい

鼻先にぶら下げられたニンジンを

追いかけて走る馬ではなく

そんなことには見向きもせず

寄り道してでも

ありのままの自然の中で

一見無駄にさえ思えるそれを

楽しみながら

自分のペースで進む

お腹がすいている時もあり

満腹の時もあるけれど

自分の興味と関心を満たすために

ゆっくり歩く

ロバでいたい。