眠りの向こう側
休日とは
思えないくらい
疲弊している
・
夢さえ
見る余裕のない眠り
・
その疲労感の深さを
真に理解することの
できる人間は
残念ながら
自分自身くらいしか
見当がつかない
・
その姿を見て
手を差し伸べる人間が
どれほどに存在するだろう
・
誰にも期待を持たず
自分の力で
立て直そうとすることを
孤独とでも
名づけるのだろうか
・
現実は
目の前に浮遊している
興味本位の写真構図
フレームに捕囚された
麻痺した自己を
見出したところで
それに
なんの満足があろうか
・
何かを変えないと
現状は変わらない
・
・
・