眠りの向こう側

休日とは

思えないくらい

疲弊している

夢さえ

見る余裕のない眠り

その疲労感の深さを

真に理解することの

できる人間は

残念ながら

自分自身くらいしか

見当がつかない

その姿を見て

手を差し伸べる人間が

どれほどに存在するだろう

誰にも期待を持たず

自分の力で

立て直そうとすることを

孤独とでも

名づけるのだろうか

現実は

目の前に浮遊している

興味本位の写真構図

フレームに捕囚された

麻痺した自己を

見出したところで

それに

なんの満足があろうか

何かを変えないと

現状は変わらない

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