伝言、サクラのとき

ほら、君の手が触れたよ

 

君は何も言わないけれど

その頬は桜色

 

伝わってくる愛情

君の照れくさそうな

微笑みが

愛してるって、言っている

 

ことばは一つもないのに

 

桜並木は綺麗だね

一歩一歩

歩くたびごとに

桜の花が舞っている

 

いつか来たことあったっけ

 

初めて来たのに

そんな感じでさ

 

時間がゆっくり流れてる

 

過去

現在

未来へと

 

見上げる空は桜色

右の桜と左の桜が合わさって

僕たちのことを

見守ってくれている気がするんだ

 

いずれ

桜は散ってしまうだろうけど

触れた手をぎゅっと掴んで

歩いて行こう

 

見上げる空の色が変わっても

手をつないで歩いて行こう

 

約束したよ

 

春の日

桜並木

散歩道

 

握り返した手が

ゆびきりげんまん

 

ゆびきりげんまんが

オルゴールの曲になって

何度も何度も

レフレイン

 

今度は

ねじまき

僕の番だね

 

ことばが

みつからないんだ

ひとつしか

 

そう、愛してるよ。

 

桜並木は綺麗だね

一歩一歩

歩くたびごとに

桜の花が舞っている

 

いつか来たことあったっけ

 

初めて来たのに

そんな感じでさ

 

時間がゆっくり流れてる