温度の雫

うれしくて

切なくて

逢いたくて

 

離れていると

この気持ちが

浄化できなくて

 

きっと

苦しくなる

 

途方もなく

寂しい情景に

包まれてしまう

 

手をつないでいると

少しずつ

ほぐれていく

 

好きで

仕方ないから

気持ちが

温度で伝わって

同じあたたかさに

変わっていく

 

その瞬間、

愛の意味を想う

 

愛とは

心を受け取ること

なのか

心を与えること

なのか

 

気持ちが

温度で伝わって

同じあたたかさに

なるのは、なぜだろう

 

わたしから

あなたへ

 

あなたから

わたしへ

 

何かしら

雫のように

伝わって

いくような

気がして