自己表現

自分というものが

現れるのは

自分の趣向に合った

文学

音楽

絵画

映画

衣食住

自分の趣向に合わないものに

エールを送るとすれば

それは極めて美辞麗句であって

自分とは無関係の興味のないことを

興味がないと

頷いていることに等しい

批評を加えるのは

立場の違う考えを議論して

互いに理解しようとする

気持ちがあるからだ

それを理解している人は

実に少ない

人の批評に堂々と向き合わないで

文句ばかりをいう、

あるいは隠蔽してしまうのは

古い政治屋の常識であり

必ずしもそれに従う必要はない

優劣を妬みの観点で貶めるのは

実に愚かしい

新しい人々が新しい常識を

創り出して

かくあるべきという古いシステムを

破壊してしまうことが必要だ

そこには論理の飛躍さえ必要になる

人類の歴史は創造/生産と破壊/絶滅の上に

成立している

自分の意見に同意してくれる人を探して

自分を正当化するよりも

誰も味方につけず

誰も敵に仕立て上げることもなく

孤高に自分の信じる道を歩むことこそ

創造の道を生み出す原動力となる