逢えずにいると
逢えずにいると
空っぽが増えていく
少しずつ消えていく
透明人間に
なってしまう前に
もう一度逢いたい
不特定多数の
見せかけの優しさ
いつの間にか
真実ではないことに
気づいてしまった
たった一つの
涙のかけら
それが紛れもない
心の扉を開ける
ヒントになる
重なり合う感情の中で
心の扉は開かれていく
鍵は要らない
逢えずにいると
逢えない分だけ
何かが失われていく
別の自分
なってしまう前に
もう一度逢いたい
自由電子が
飛び交うような
狭い金属片に
生きているのは
疲れてしまうだろう
たった一つの
涙のかけら
それが紛れもない
心の扉を開ける
ヒントになる
わがままに
愛されているなら
それでいい
わがままに
愛していられるなら
それでいい
逢えずにいると
空っぽが増えていく
少しずつ消えていく
姿が見えなく
なってしまう前に
もう一度逢いたい
ありきたりな
ラブ・ソングを口ずさんで
確かめ合えるものが
あるのなら
それだけでいい