雪音

傘をはじく雪が

パラパラ

パチパチパチッと

立てる音

記憶に弾かれる

ソーダ水

はじける泡のダンス

 

積もった雪の上を歩く

ザクッ ザクッと

雪の結晶が

箱詰めになる音

音は手応えに変わる

包丁を下ろすと歌い出す

白菜たちの歌声

 

それでも寒い、雪音

凍ったため息は

遠くを指差す

 

白い岸辺が

氷の水面を眺めている

 

遥かな山は

なだらかに眠り

空には

白いカーテンが

いつまでも揺れている