驚嘆
驚嘆である
自分の中に
住み着いている
世界観
生と死の境界
超現実的欲求
自己存在への悟り
それらは
画狂でいえば
ベクシンスキーや
サルバドール・ダリ
小説家でいえば
カフカ
J.D.サリンジャー
パウロ・コエーリョ
詩人でいえば
フェルナンド・ペソア
オクタビオ・パス
ステファヌ・マラルメ
ヨシフ・ブロツキイ
彼らの中にも
同じものが
住み着いている
驚嘆だ
一体、心の中にある
そういった何某かには
国境というものがない
それらについては
驚きを隠せない
彼らに影響を
受けたわけではなく
共通する何かが
共鳴し合うのだ
彼らと同じ世界に
身体の一部を
浸しながら
この
ありふれた日常を
さまよっている