100の薔薇を贈ろう

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真っ赤に咲き誇る

100の薔薇を贈ろう

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感謝と思いやりと

そして真実の愛

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届くだろうか、

あなたの心に

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100の薔薇で

あなたの部屋が埋め尽くされる

100の薔薇は

深淵なる愛の証

真っ赤な一面に

あなたは瞳を細めるかもしれない

歓喜に心を躍らせるかもしれない

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しかし

100の薔薇は

次第に枯れてゆくだろう

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それを悲しんではいけない

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枯れた一本一本は役割を終えただけ

あなたはその一本一本に秘められた

思いを受け止めて、

枯れた花々に

別れを告げればよい

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それは別れではなく

愛のかけらが一つ一つ

あなたの心に受け止められただけ

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真っ赤に咲き誇る100の薔薇は

いつしか全て消えてしまうだろう

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見えなくなったとしても

あなたの心の中で咲き続けている

あなたの心の中に

咲き続けることができた花だけが

枯れてゆく

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枯れた花を悲しむより

役割があなたの心の中に

託されたことの喜びに安堵してほしい

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それが愛の結晶

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言わずにおきたいが

実は100の薔薇ではない

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白状すると

98の薔薇なんだ

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後の2本は未来の余白

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あと2本

それはあなたとわたくしが

一本ずつ

何度も何度でも

やりとりできる未来の余白

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記念日を決めて

その日に一本ずつ持ち寄って

2本の薔薇を花瓶に並べて

飾ってみよう

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そうすれば

今を忘れずに

未来の余白を埋めることができる

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人間は考える葦

だけど

直ぐに愛を忘れてしまう生き物

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忘れないために、未来の余白

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2本の薔薇を

花瓶に並べて飾っていよう

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いつまでも