11時間後
11時間後
それはエアコンが
動き始める予約時間
つまり毎日
次の日の予定が自動的に
決まっている
あまりにもリアルな現実
予約とか予定という
言葉は好きではない
一面、本当に
ありがたい言葉だが
一面、実は
自由を束縛する言葉
自由の束縛を
受け入れることが
倫理観の遵守であったり
正義感に筋を通すこと
そんなことを
ミャンマーの何処かで
女史も考えているのだろうか
ချစ်တယ် (チッテー)
ミャンマー語で「愛してる」
かつて京大の濱島義博教授から
いただいた写真集の題名
女史の笑顔も写っていた
「11時間後とは」の意味を
女史に問うてみたい気がする
わたくしのように
ひとりよがりな解釈ではなく
女史の魂のこもった答えが
知れるはず